(上記は、リフォーム産業新聞2020年12月28日号掲載 ※...
外壁のリフォームを考える際、知っておきたいのが「自身の住まいではどんな外壁材を使用しているのか?」。外壁の種類によって、外壁塗装を検討する上で傷みや注意することは違います。今回は、外壁材の中でも“モルタル外壁”について、その特徴と傷みポイントをお話しします。
外壁のリフォームを考える際、知っておきたいのが「自身の住まいではどんな外壁材を使用しているのか?」。外壁の種類によって、外壁塗装を検討する上で傷みや注意することは違います。今回は、外壁材の中でも“モルタル外壁”について、その特徴と傷みポイントをお話しします。 モルタル外壁とは、昔からある外壁の種類でセメントと砂を主原料としています。和風の住まいに多く、鴬色や黄土色の外壁を見たことがあるのではないでしょうか。モルタル外壁は、主原料を混ぜたペースト状のものを、外壁に取り付けたラス網にひっかけながら塗っていきます。モルタル外壁が他の外壁と一番違うのは、この左官といわれる施工の仕方です。サイディング外壁やALC外壁は板状の外壁を張り付けていきますが、モルタルは外壁を塗ることで形をつくります。 そのため、板状の外壁材とは違いずっしりとした重厚感を残すことが可能です。塗り方次第でいろんな風合いや質感を表現できるため、和風の住まいに用いられるだけではなく洋風建ての住まいにも幅広く採用されています。粒粒としたリシンやスタッコ(リンク)の塗装で外壁になじみ光沢が少ないため、和風の住まいの質感や落ち着いた風合いをつくってくれます。 重厚感と質感が人気のモルタル外壁ですが、経年劣化とともにその見た目にも変化が現れます。症状の種類別に、モルタル外壁の傷み方をチェックするポイントをお伝えします。 ■黒ずみ モルタル外壁に使われるリシンやスタッコなどの塗装は、凹凸と質感が黒ずみを目立たせることもしばしばあります。例えば、排気ガスや雨などにより凹凸部分に汚れが付着。洗い流されにくいのも、モルタルならでは。特に、軒天上付近の外壁や窓の下には、汚れが付着してしまっている外壁をよく見かけます。ご自宅でチェックされる場合は、軒天上付近の外壁や窓の下、ベランダの下を確認してみてください。 ■亀裂 モルタル外壁はセメントを主原料としているため塗装の防水機能が低下し、外壁が水分を吸って乾燥を繰り返すと伸縮により亀裂が生じます。モルタル外壁の場合は、外壁に亀裂が走ると比較的に分かりやすく、進行すると亀裂の範囲が広がってしまうため美観を損ねてしまいます。特に亀裂の症状が現れるのは窓廻りです。亀裂を発見したら、もう塗装が水を弾いていない証拠。外壁・屋根リフォームの検討時期となりますのでご家族と塗装について相談することをオススメします。 モルタル外壁の塗装には、砂を吹きつける吹き付け塗装よりツルツルとした樹脂を用いた塗装がよく使われます。三和ペイントの塗装では、下塗り用塗料で下地再生強化の性能があるため細かい亀裂に塗料を浸透させ、亀裂の再発を防止します。住まいの状況により工法は変わりますので、ぜひお近くの支店までお問合せください。 三和ペイントでは、モルタル外壁の外壁塗装も承ります。 住まいに、こんな症状はありませんか? このようなお悩みをお持ちの方は、外壁リフォームの検討時期ですのでご家族様と話し合い、無料点検を実施してみてください。お住まいを長く大切に守っていくための第一歩です。モルタル外壁は、重厚感と質感が特徴
モルタル外壁の症状を見るポイントはどこだろう?
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