(上記は、リフォーム産業新聞2020年12月28日号掲載 ※...
雨漏りは外壁や屋根が劣化し、隙間ができることで発生します。放置しておくと建築物の木材や金属を腐食し、カビやシロアリの温床になるので見つけ次第修繕する必要があります。 この記事では雨漏りの発生理由と点検、応急処置の方法などを紹介していきます。また、外壁・屋根塗装などの防水機能についても触れていくので、住宅をなるべく長持ちさせたい人は参考にしてみて下さい。
雨漏りは外壁や屋根が劣化し、隙間ができることで発生します。放置しておくと建築物の木材や金属を腐食し、カビやシロアリの温床になるので見つけ次第修繕する必要があります。 この記事では雨漏りの発生理由と点検、応急処置の方法などを紹介していきます。また、外壁・屋根塗装などの防水機能についても触れていくので、住宅をなるべく長持ちさせたい人は参考にしてみて下さい。 雨漏りが起きると天井にシミができ、家全体の結露も多くなります。床は膨れ上がり、ふすまや障子も波打つなど見た目にも症状があらわれます。 さらに放置しておくと住宅の木部も金属部も腐食していきます。カビやシロアリの温床となり、金属部分は錆び、住宅の寿命を縮めてしまうのです。住宅の寿命を延ばし、家の資産価値を下げないためにも、雨漏りを放置してはいけません。 雨漏りは主に外壁、屋根、ベランダで起こります。さまざまな原因があり、中には目視で発見するのは困難なものもあります。 放置しておくと住宅内部の鉄骨や木材を腐食してしまうので、早めに専門業者に相談しましょう。 ・屋根・外壁自体の経年劣化 屋根材や外壁材も経年劣化していきます。状態によっては補修や張り替えが必要です。見た目が明らかに変化していたら、早めに専門業者に相談しましょう。 ・雨風による劣化 雨や風によって屋根も外壁も劣化していきます。塗料が屋根や壁の劣化をおくらせてくれますが、塗料自体も防水機能が経年劣化していきます。塗料の寿命も考えつつ、定期的なメンテナンスをすることで屋根や外壁もより長持ちします。 ・屋根材や板金のずれや浮き 屋根材や板金がずれたり浮いたりすると、その隙間から水が侵入する場合があります。台風や地震の後は特に注意です。 ・コーキングの劣化 コーキングが劣化して隙間が発生し、壁から雨漏りが発生することがあります。異常をみつけたら専門業者に早めの相談をおすすめします。 屋根や壁のひび割れ、劣化は雨風が原因の一つです。屋根材や壁材は水分を吸収して膨張し、乾燥して収縮を繰り返します。体積が変化してしまうと隙間ができてしまったり、もろくなってしまったりして、ひび割れや劣化を引き起こします。 雨漏りは早目の処置が望ましいですが、すぐに修繕できないこともあります。その場合の応急処置をご紹介いたします。 一時的に雨水を防げます。安価ですが見た目は非常に悪く、ブルーシートの隙間から水が入りかねません。あくまでも応急処置だということを忘れてはいけません。 防水テープで家の隙間をふさぐことで、一時的に雨漏りを防げます。しかし、テープ自体も長持ちしませんし、場合によっては排水に必要な穴をふさいでしまって家の腐食がより進行してしまう恐れがあります。 コーキングの隙間に対してご自身でコーキングする方がいらっしゃいますが、補修の仕方で雨水の通り道が変わり、更なる雨漏りが発生しかねません。コーキングの補修はきちんと専門業者に依頼しましょう。 防げるなら未然に防ぐ方が、住宅へのダメージも少なくすみます。ここでは雨漏りを未然に防ぐにはどうすれば良いのか、対処法をご紹介いたします。 必ずとは言い切れませんが、雨漏りの発生は大きなダメージが家に蓄積した後です。雨漏りが発生していなくても、プロの目からみたら何らかの異常があるかもしれません。 雨漏りを未然に防ぐために、自分でも意識的に点検してみましょう。 ・屋根材はずれてないか 特に、部屋のなかが不自然に湿っていたり、カビ臭かったりすると見えないところで雨漏りが発生している可能性があります。 外壁・屋根塗装は壁や屋根を雨水から守る防水機能がありますが、定期的な塗りなおしが必要です。 外壁・屋根塗装も劣化すると防水機能が失われてしまうので、素材に合わせてメンテナンスをしましょう。 雨漏りは放置すると外壁や屋根を侵食していきます。定期的なメンテナンスや点検により、外壁や屋根のケアをしていきましょう。雨漏りを放置するとどうなる?
雨漏りはなぜ起こるのか
塗料の役割と防水機能
塗料には防水効果があるので、雨風から壁材や屋根材を守り、ひび割れや劣化を抑えるのです。塗料を定期的に塗りなおすことで、壁や屋根の劣化を防ぎます。
ただし、塗装の目的はあくまでも屋根材や壁材の保護ですので、塗料を塗りなおしたからといって雨漏りが修繕されるわけではありません。雨漏りが発生したときの応急処置
あくまでも応急処置ですので、そのままにしておくのはおすすめしません。ブルーシートをかぶせる
防水テープを使う
DIYでのコーキングはおすすめできない
雨漏りを未然に防ぐには
プロによる定期的な点検
人間も定期的に健康診断をうけるように、住宅にも健康診断が必要です。
小さな異常でも早めに対処するには、プロの手を借りるのが確実です。セルフ点検
・コケは生えていないか
・板金は錆びてないか
・外壁にひびが入っていないか
・外壁が剥がれていないか
・壁が変色しすぎてないか
・部屋のなかが不自然に湿っていないか
・室内やクローゼットがカビくさくないか
異変に気が付いたら早めに専門業者に相談しましょう。定期的な外壁・屋根塗装により防水強化
外壁と屋根の雨漏りについてまとめ
屋根塗装や壁塗装には防水機能がついていますが、経年劣化していきます。定期的な塗りなおしを検討しましょう。
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